木製残置式型枠
簡単だから早くて安全!工期を大幅に短縮できる
現場組立吊り込み工法
○実用新案登録済 平成29年8月2日
○静岡県リサイクル認定製品 平成29年10月10日
木製残置式型枠工法は、自然景観に溶け込み調和するたたずまいが魅力で、現在まで谷止工等に数多く取り入れられてきておりますが、間伐材の有効活用、木材のリサイクルというその機能が、近年の国土保全、エコロジーといった社会意識の高まりを背景に一層注目を浴び、今後さらなる需要が見込まれています。
しかし問題は施工の大変さ。従来の工法は、あらかじめ縦材を多数建て込んだ狭い現場内で、合板や鋼材を一枚ずつ組み立てるというものでした。
長い時間を要するため作業中の土砂崩落の恐れがある点や、合板の間に指を挟んだり足の上に落としてしまう危険性があるなど、課題の多い工法でした。
しかし、私どもが開発した『現場組立吊り込み工法』により非常に簡単、安全で迅速な施工を行うことが可能になりました。
安全で迅速、それはすなわち工期の短縮につながり、そのまま労力・コストの軽減に直結します。
環境に、そして見る人にも作る人にも優しい、ヨコケンの木製残置式型枠『現場組立吊り込み工法』。ここではそのシンプル工法についてご案内いたします。ぜひ一度ご利用をご検討下さい。
吊り込み工法はわずか3ステップ。少人数でも楽々&短時間で終了!!
- STEP1 合板を並べて、L形鋼を掛金具とクリップ金具を使って楽々"陸組み"
- STEP2 クレーン等で型枠パネルを設置位置に吊り込み!
- STEP3 建て込んで連結。ハイ、終了!
今までの現場の悩みや苦労が一気に解消できます!!
- 合板と丸太・鋼材を全て先に接合してから、吊り込んで設置できるので、非常にスピーディーに施工できます。
- 今までの木製残存型枠金具がそのまま使えます。もちろん道具もそのまま利用できます。
- 吊り込み出来ない設置場所での組立も容易にできます。
- 設計外の均しコンクリートは必要ありません。
- 合板の接続部もガッチリ接続できます。
- 鋼材が肉厚なのでセパ材がしっかり溶接でき安心です。
- 金具の締付による鋼材のネジれがありません。
- L形鋼と丸太(太鼓挽き)で確実な型枠強度になります。
- 金具は高耐食溶融メッキ、鋼材には溶融亜鉛メッキ(推奨)を使用しています。
1・2・3ステップの吊り込み工法
01. 太鼓丸太を等間隔に並べます
02. 太鼓丸太の長さを切って揃えます
03. 合板を敷並べます
04. 合板と太鼓丸太を釘で固定します
- 合板どうしの接続箇所は丸太を半掛けにします
※釘は太鼓丸太に4本程度、合板端部に6本程度
05. L形鋼と金具を配置します
06. L形鋼、合板、太鼓丸太を金具とコーチスクリューで一体化させます
- 太鼓丸太の位置に掛金具2個とクリップ金具1個をコーチスクリューで固定
07. 組立完了!吊り具を取り付けます
- 太鼓丸太にコーチスクリューを取付け、そこにチェーンスリング等の吊具を掛ける
08. 型枠を設置場所へ吊り込み移動します
09. 型枠を設置します
10. 設置完了!
- セパ材の溶接をガッチリ行います
※金具取付け部のセパ材は亜鉛メッキをグライダーで落として下さい
- パイプサポート等で型枠の通りを揃える!
Point1. 法面に当たる端部は、現地に合わせて合板とL形鋼を切断します
Point2. 2リフト目は1リフト目の太鼓丸太を打設高さよりも長く出すことで型枠設置が容易にできます
接続はアイデア次第で色々な方法で施工できます